格安SIM?MVNO?初心者向けに詳細やメリット・デメリットを徹底解説

2019年9月2日


年々利用者が増えている「格安SIM」ですが、今まで興味がなかった方は格安SIMが一体何のことなのかわからないと思います。

  • 格安SIMって毎月のスマホ代が安くなるの?
  • 格安SIMを使ってみたいけどよくわからないからな……
  • たくさんあってどれを選んだらいいかわからない

そんな方に向けて格安SIM利用者の私が、格安SIMの基本知識、メリット・デメリットを解説したいと思います。

 

格安SIMとは?

格安SIMとは「格安で利用できるSIMカード」のことです。

もっと詳しく解説すると、日本には3大キャリアと呼ばれる「ドコモ・au・ソフトバンク」があります。

この3大キャリアから通信量の一定量を借りてサービスを提供している会社を「MVNO」といいます。

MVNOが格安で提供しているSIMカードが「格安SIMカード」なんです。

通信網を提供

3大キャリアのドコモ・au・ソフトバンクは「MNO」(Mobile Network Operator)といいます。

MVNO」(Mobile Virtual Network Operator)は自分の会社で回線を持っていないので、名前に仮想「Virtual」が付くんですね。

 

格安で提供できる理由ですが、MVNOは3大キャリアから通信量の一定量を借りているので、基地局を設置するなどの設備投資が必要ないです。

それと、申し込みはインターネットで簡単にできるようにし、ショップをあまり置かないようにして人件費を削っています。

その浮いた分を値段を下げられるので、格安でSIMカードを提供できるんですね。

 

 SIMカードとは


SIMカードとはICチップが埋め込まれたカードのことで、ICチップには「自分の電話番号情報」や「個人を特定するID番号」が書き込まれています。

SIMカードをスマホの「SIMカードスロット」に挿入することで、音声通話やSMS(ショートメッセージサービス)、モバイルデータ通信の機能が使えるようになります。

 

SIMカードの種類

SIMカードには3種類あり、大きい方から「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」です。

最新のスマートフォンは「nanoSIM」で、少し古いスマートフォンでは「microSIM」を使うことが多いです。標準SIMは数年前からほとんど見かけなくなりました。

 

iPhoneのSIMカードのサイズ

iPhoneを格安SIMで使いたいって方がいると思うので、iPhoneのSIMカードのサイズを調べてみました。

nanoSIM■ iPhone XS、iPhone XS Max
■ iPhoneXR
■ iPhoneX
■ iPhone8、iPhone8 Plus
■ iPhone7、iPhone7 Plus
■ iPhone6s、iPhone6s Plus
■ iPhone6、iPhone6 Plus
■ iPhoneSE
■ iPhone5s、iPhone5c
■ iPhone5
microSIM■ iPhone4s
■ iPhone4
通常SIM■ iPhone3GS
■ iPhone3
■ iPhone

iPhone5以降はnanoSIMに統一されているので、格安SIMをiPhoneで使う場合は「nanoSIM」で申し込むことを忘れないようにしましょう。

 

「SIMロック」と「SIMフリー」とは

SIMロックとSIMフリーについて解説します。これを知らずに格安SIMを利用すると、SIMカードをスマホに挿入しても使えない場合があるのでここで覚えていってください。

 

SIMロックとは

SIMロックとは大手キャリアが自社で購入したスマホを、他社のSIMカードをスマホに挿入しても利用できないようにロックすることです。

例えば今までドコモで使っていたiPhoneをauのSIMカード挿入しても使えないということです。

 

日本の3大キャリアから購入したスマホは全て、はじめはSIMロックがかかった状態です。

ちなみに海外ではSIMロックをかけている会社はほとんどありません。

 

SIMロックは解除が可能で、ネットから格キャリアのホームページで申し込む方法か、自分でショップに持ち込んで解除してもらう方法があります。ショップに持ち込む場合は手数料が3000円ほどかかります。

解除手続きページ

注意ポイント

① いつでもSIMロック解除ができるわけではなく、原則スマホを購入してから100日経過していないといけません。しかし、スマホを一括で購入した場合は即日SIMロックを解除できます。

② 一括購入したスマホでも長期利用を条件としたサービスで契約していると即日解除はできません。

  • ドコモ:端末購入サポート
  • au:au購入サポート
  • ソフトバンク:一括購入割引

 

SIMフリーとは

SIMフリーとはスマホにロックがかかっていない状態のことで、どこの会社のSIMカードを入れても問題なく使えるスマホです。

日本で人気のiPhoneは、キャリアではなく「Apple ストア」で購入すると、SIMロックがかっていないSIMフリーの端末です。

 

同じ回線を使っている格安SIMならSIMロック解除しなくてもOK

SIMロックとSIMフリーの解説をしましたが、格安SIMに乗り換える時に「必ずSIMロックを解除しなくてはならない」わけではありません。

自分が乗り換える予定の格安SIMが、自分が今まで使っていた3大キャリアから回線を借りていれば、今まで使っていたスマホもSIMロックがかかった状態でも問題なく使えます。

ドコモで 買ったスマホがそのまま使えるのはドコモ回線の格安SIM

例えば、今までドコモを使っていてこれから格安SIMの「LINEモバイル」に乗り換えるとします。

この場合、LINEモバイルを契約するときに回線を選択するんですが、ドコモ回線を選択して申し込みをすれば、今までドコモで使っていたスマホはSIMロックがかかった状態でも使えます。

誤ってau回線、ソフトバンク回線を選択していると使えないので、回線を変える場合はスマホはSIMロック解除しなくては使えません。

初心者の方には「回線を変える?」となっているかもしれませんが、住んでいる場所やスマホを使う環境(地下や山奥)によっては、キャリアによって電波の繋がりやすさにわずかな差が出てきます。

今まで使ってて特に問題がなければ、同じ回線を選択するのがベストです!

 

ちなみに、

格安SIMに乗り換えるタイミングでスマホも新しくするつもりなら、そもそもSIMロックとかSIMフリーとか気にする必要はないです。

乗り換えた先の格安SIMにちゃんとスマホが用意されているので、その中から自分が使いたいスマホを買ってください。

 

格安SIMのメリット・デメリット

メリット・デメリット
ここまで読んで、ある程度格安SIMがどういうものか理解できたと思います。

次は格安SIMに変えた場合のメリットデメリットを解説します。特にデメリットの部分はよく読んで、自分が乗り換えても問題ないかきちんと確かめてください。

 

メリット1:料金が圧倒的に安い

格安SIMのメリットといえば「料金が圧倒的に安い」ことです。

大手キャリアだと8,000円や9,000円が当たり前ですが、格安SIMなら月2,000円以下が当たり前です。

最安値プランだと月300円なんていう格安SIMもあります。

 

メリット2:縛りが最大1年

大手キャリアでは基本的に2年縛りです。最近は4年間というのもありますよね。

格安SIMでは通話SIM(電話もメールもできる一般的なSIMカード)に限っては最大で1年間が普通です。

データSIM(通話はできずデータ通信だけできるSIMカード)に至っては、最低利用期間がありません。気に入らなければすぐに解約できます。

 

メリット3:シンプルな通話プランが選べる

大手キャリアでは契約すると通話定額に入らなくていけません。

通話をあまり利用しない方は正直いらないですよね。

最近では電話番号で通話はせずに、LINEで通話してる方って多いですから。

格安SIMでは通話定額プランはオプションなので、必ずつける必要はありません。

緊急用に電話ができる状態になってれば満足な方なら格安SIMの方がいいですよね。

 

メリット4:料金プランが豊富

全ての格安SIMではないですが、なかには料金プランがかなり豊富な格安SIMがあります。

イオンモバイルに関しては、一番容量の小さい500MBのプランから最大50GBの大容量プランまでの11段階から選択できます。

 

ここまでは格安SIMのメリットの解説でした。次はデメリットの解説です。

デメリット1:ネットの速度が遅い時間がある

格安SIMはネットの速度が遅い時間帯があります。

主に12時〜13時と18時〜19時の2時間です。

上の方の「格安SIMとは?」に書いた通り、格安SIMは大手キャリアから通信量の一定量を借りてサービスを提供しています。

なので、利用者が増える時間帯はどうしても遅くなってしまいます。

 

なかには利用者の増える時間帯でも普通に速度の速い格安SIMもあります。

速度の速い格安SIM

  • ワイモバイル
  • UQモバイル
  • nuroモバイル(ドコモ回線)
  • U-mobile

 

デメリット2:キャリアメールが使えない

ドコモ・au・ソフトバンクを利用してるとキャリアメールが使えます。

キャリアメール

キャリアメールとはキャリアから提供されるメールアドレスのことです。

  • ドコモ:~~@docomo.ne.jp
  • au:~~@ezweb.ne.jp
  • ソフトバンク:~~@softbank.ne.jp

 

格安SIMにすると基本的にキャリアメールはもらえません。

UQモバイルなら「~~@uqmobile.jp」というキャリアメールがもらえますが。

ただ、キャリアメールって使ってますか?

私は使わなくなってすでに4年ほど経っています。

家族や友人とのやり取りは全て「LINE」アプリを使っています。

周りの友人も全然使わなくって来てるので、キャリアメールがなくても全然困りません。

無料で使えるパソコン用のメールアドレスもあるので、全然支障はないですね。

無料で使えるPCアドレス

  • Google:Gmail
  • Yahoo!JAPAN:ヤフーメール

 

デメリット3: 通話定額は1回最大10分

格安SIMにも通話定額プランがあります。

オプションなので必要な方のに申し込んで利用します。

ただ、通話定額といっても「最大10分の通話が何回でもできる」という通話定額です。

大手キャリアのような何時間でも通話可能な「通話定額」ではないです。

 

デメリット4:最新のiPhoneを分割で買えない

格安SIMでは最新のiPhoneの取り扱いがありません。

取り扱いのあるiPhoneは

  • iPhoneSE
  • iPhone7
  • iPhone6s

の3種類です。

上記の3種類なら分割で購入できます。

最新のiPhoneを格安SIMで使いたいなら、AppleストアでSIMフリーモデルを事前に購入しておきましょう。

 

格安SIMに向いてない人

格安SIMのメリットとデメリットを読んでもらえればある程度わかると思いますが、格安SIMに向いていないのは次のような方達です。

 

仕事で取引先に自分から電話をかける人

格安SIMだと通話定額は最大10分の通話が回数無制限で使えるものです。
10分以上の通話をする可能性のある場合は、格安SIMにすると大手キャリアで契約していた場合より、通話料が高くなってしまう可能性が高いです。
自分の日頃の通話時間をよく確認してから格安SIMへの移行を検討してください。

 

キャリアメールがなくなると困る人

人によってはパソコン用のメールアドレスや「LINE」などのメッセージアプリのみでは困る場合があります。
そういうか方は格安SIMは合わないですね。

 

格安SIMの詳細、メリット・デメリットまとめ

格安SIMについて理解できましたでしょうか?

もう一度格安SIMにした場合のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

■ 料金が圧倒的に安い
■ 縛りが最大1年
■ シンプルな通話プランが選べる
■ 料金プランが豊富

デメリット

■ ネットの速度が遅い時間帯がある
■ キャリアメールが使えない
■ 通話定額は1回最大10分
■ 最新のiPhoneの取り扱いがない

テレビCMやネットの広告では値段の安さを最大限にアピールしていますが、格安SIMにした場合のデメリットもあるので、格安SIMのメリットもデメリットも両方理解した上で移行を検討した方が、自分の満足いく結果になります。

私もソフトバンクから格安SIMのLINEモバイルに乗り換えましたが、元々は違う格安SIMにする予定だったので、きちんと調べずに適当に選んでたら後悔していたと思います。

上記のデメリットが自分に当てはまらないのであれば、今すぐにでも格安SIMに乗り換えた方がおトクです。

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