米Appleは米国時間の9月10日に新型のiPhoneを発表しました。新たに発表されたのは「iPhone11 Pro」「iPhone11 Pro Max」とスタンダードモデルの「iPhone11」です。
予約開始は13日から。発売は20日からになります。
購入を検討する前にどこが変わったのか知りたいですよね。
この記事では以前のモデルとどこが変化したのか比べて、今回のAppleのイベントで変化があったことを解説します。
iPhone11とiPhone11 Proの容量は前のモデルと同じ
今回新たに発表された「iPhone11 Pro」「iPhone11 Pro Max」はiPhoneXSとXS Maxの後継機で、「iPhone11」はXRの後継機という位置付けです。
気になるストレージですが、前のモデルと同じです。
iPhone11 Pro iPhone11 Pro Max | ■ 64GB ■ 256GB ■ 512GB |
iPhone11 | ■ 64GB ■ 128GB ■ 256GB |
価格は前のモデルより5,000円〜10,000円値下がり
価格は以前のモデルより安く設定されています。
※横にスクロールできます
iPhone11 Pro (iPhone XSの価格) | iPhone11 Pro Max (iPhone XS Maxの価格) | iPhone11 (iPhoneXRの価格) | |
64GB | 10万6800円 (11万2800円) | 11万9800円 (12万4800円) | 7万4800円 (8万4800円) |
128GB | - | - | 7万9800円 (9万800円) |
256GB | 12万2800円 (12万9800円) | 13万5800円 (14万1800円) | 9万800円 (10万1800円) |
512GB | 14万4800円 (15万2800円) | 15万7800円 (16万4800円) | - |
価格は税別価格で表記しています。
新iPhone発表後ラインナップから消えた機種も
iPhone11の発表後に、Apple公式サイトから「iPhoneXS」と「iPhone7」がラインナップから消えました。
以前のモデルで残っているのは「iPhoneXR」と唯一の指紋認証機種になった「iPhone8」のみです。
iPhoneXRは3種類から選択できた容量のうち、256GBがなくなり64GBと128GBモデルのみに。
価格は64GBが6万4800円に値下げられ、128GBが6万9800円に値下げしています。
iPhone11 Proと以前のモデルとの変更点と変わらなかったスペック
詳しいことは公式サイトに載っているので、ここでは簡単に変更点と前のモデルと同じところを説明します。
変更点
- iPhone11 ProもiPhone11 Pro Maxも前のモデルより数ミリ大きくなり、10〜20g重くなった
- カメラの数が2つから3つになったアウトカメラ
- チップがA13になった
- 3D Touchが消え新たに「Haptic Touch」を採用
- カラーバリエーションから「ブラック」が消え、「シルバー」と「ミッドナイトグリーン」が加わった
- Wi-Fiが「Wi-Fi 6」に対応した
- バッテリー駆動時間がProが4時間、Pro Maxが5時間延長した
変わらなかったところ
- 画面は前のモデルと同じ有機ELディスプレイ
簡単に言うとほんの少し大きくなり重くなった。
でも性能は少し良くなり、一番変わったのはバッテリー持ちが今までより4〜5時間延びたこと。
iPhone11とXRの変更点と変わらなかったスペック
変更点
- カラーバリエーションは「ブルー」と「コーラル」が消え、「パープル」と「グリーン」が追加された
- バッテリーはXRより1時間長くなった
- チップがA12 BionicからA13 Bionicに
- アウトカメラがレンズ1つから2つになり超広角1200万画素が追加
- インカメラも700万画素から1200万画素に
- Wi-Fi 6に対応
- 防水性能がIP67等級からIP68等級にアップ
変わらなかったところ
- ストレージ
- 本体サイズ
- 画面サイズ
- ディスプレイ
iPhone11はXRと比べてほとんど同じです。
カメラが1つ増えてより写真を楽しめるようになり、チップの性能がアップしたので処理速度の向上が以前よりも期待できる機種になりました。
iPhone11 ProとiPhone11を発表まとめ
今回の新しいiPhoneをまとめると、大きく変わったのがカメラの数です。
iPhone11 ProはXSから1つ増えて3つになり、iPhone11はXRよりも1つ増えて2つになりました。
それによって両機種ともカメラスペックが向上し、超広角レンズが新たに加わりました。
個人的な感想としては”今までとあんまり状況が変わっていない”と感じました。
と言うのもiPhoneは毎年新しくなり、毎年スペックアップしています。そして毎年端末価格が上がっていて、去年発売したiPhoneXS Maxの512GBは税別で16万円です。
さすがに普段持ち歩く携帯電話に16万円も払えないです。
落とす可能性があるので気軽に外に持ち歩けないですよね。
そうなるとほとんどの方は手が出ないですよ。
それに、個人的に感じるのが私も含めて「ほとんどの方がiPhoneを使いこなせていない」といことです。
私の家族や友人はほとんどがiPhoneユーザーです。
しかし、みんなiPhoneの基本的な動作も満足に使いこなせておらず、ブラウザの閉じ方すら知らない方が大勢います。
基本操作もわからないような人が超広角レンズを使いこなせるとは到底思えません。
ギリギリ使いこなせていたのがiPhone7やiPhone8くらいのスペックで、今回発表されたiPhone11 Proなんて完全にオーバースペックです。
私と同じような不満を抱える方が年々増えているのかわかりませんが、iPhoneの販売台数は年々減ってきています。
特に日本では最新モデルではなく、古い機種の「iPhone8」がいまだに一番売れています。
その理由についてはこちらをご覧ください。
-
iPhoneXSよりiPhone8の方が売れている理由を解説!私も買うならiPhone8
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その証拠にiPhone8よりも後に発売されたiPhoneXSを販売終了させてもiPhone8はラインナップに残しています。
今回発表されたiPhone11はお金に余裕がある人、新しい物好きな人以外は買わなくてもいいと思います。価格が下がったとはいえ依然として高い商品ですし、どうせ使いこなせないでしょうから。iPhone好きの私でも絶対使いこなせないくらい性能が上がっています
唯一オススメできる可能性があったのが「指紋認証の搭載」です。
iPhone8の人気の理由が価格以外に指紋認証搭載があります。
指紋認証と顔認証とでは圧倒的に前者が楽なんですよね。
マスク大国の日本では顔認証は合っていません。
上記でiPhone11 Proは高くてオーバースペックでオススメできないと書きましたが、指紋認証が搭載していればオススメできる端末になっていたと思います。